藤原ヒロシを知らずにニューアルバム「slumbers」を聴いていたらと思うと、ぞっとする。
藤原ヒロシ、4年ぶりとなる新しいアルバム「slumbers」が11/29にリリースされたので早速レビューしてみたいと思う!
概要
藤原ヒロシの前作「manners」より約4年1カ月ぶりのアルバムで、サウンドプロデューサーに渡辺シュンスケ( Schroeder-Headz)を迎えて制作された。アルバムは2000セット限定のデラックスエディションと通常盤の2形態で発売。
収録曲
1. WALKING MEN
2. A SWEET WINTER NIGHT
3. DO YOU LIKE JAPAN?
4. LAIKA
5. WEST
6. WHITE
7. WE DON’T KNOW
8. GDMG
9. GINZA
ファンから初めて聴く人まで、懐の深さを感じる1枚。
藤原ヒロシの全般に言える事が心地よさ。メロディがスッと身体に染み込むようなそんな安心感があるんですよね。今回のアルバムではそれがさらに昇華されていると感じました。
コアなファンから藤原ヒロシ作品に初めて触れる方までグッとくるアルバムに仕上がっているんじゃないでしょうか。
サカナクションの山口一郎氏からはこんなコメントも
僕たちサカナクションが立ち上げたNF Recordsに、藤原ヒロシさんという偉大なクリエイターが参加して頂けることになりました。
十代の頃から憧れ、今も影響を受け続けている存在の藤原さん。まさに僕自身にとっては雲の上の人だった方と同じレーベルで活動を出来るなんて、当時は想像もつきませんでした。
今作“slumbers”をきっかけに、藤原さんが影響を与えてきたシーンや音楽を知ってもらえたら幸いです。
今後もNF Recordsとしては音楽、アート、ファッションなど様々なカルチャーと結びついて新しい音楽の楽しみ方をリスナーの皆様に提案できればと思っております。まずは藤原ヒロシさんの久しぶりの新作をお楽しみください。 懐かしくて新しくて、懐が深い素晴らしいアルバム。本当に素敵です。山口一郎(サカナクション)
ちなみに、90年代が青春ど真ん中だった僕は藤原ヒロシってなになってる人かよくわからなかったんですよね。ファッション関係の人ぐらいだったんですけど、大学の時のバイト先の先輩にオススメされて聴いたのがこのアルバム。
Nothing Much Better To Do
超かっけーじゃん!!!!!捨て曲一切なしかよと。
残念ながらネット上に音源がなかったので、是非買って聴いてください。必修です。
相変わらず、僕は、藤原氏のファッションにはまったく関心が持てないのですが、音楽に関してはなにか普遍的な良さを感じるというか、とにかく素晴らしいセンスがあると思っています。
アンビエントから歌ものまで幅広い
今作においても藤原流のアンビエント感が全体を包み込んでおり、アーバン/ドリーミーポップな雰囲気を醸しています。基本的に歌モノの楽曲で構成されているんですが、そこをただの歌モノでは終わらず、雰囲気イケメンに見せてしまうのが藤原流ポップスの流儀なんでしょうね〜。
アンビエントといえばこちらも名盤です。
Hiroshi Fujiwara in Dub Conference
収録曲のNatural Born Dub。雰囲気がシャレオツすぎやしませんか?
また、今回は渡辺シュンスケ氏も( Schroeder-Headz)一緒に制作に参加しているようで、ソリッドなサウンドがうまく引き出されている印象。いいマッチングだったんじゃないでしょうか。
以上、slumbersのレビューでした!
藤原ヒロシの事を知らずに聴いていたらどう思ったんでしょうね〜。90年台のカルチャーを創ってきた人が今でも最前線で活躍している事が素晴らしいことだと思います。
今回はサカナクション主宰のレーベル・NF Recordsからのリリースということで、ぜひ10〜20代の新しい世代の皆さんにとっても藤原ヒロシの世界観に触れるきっかけになればいいですね!
そいえば、このふたつのアルバムのジャケットが似てるんですよね〜
森が好き。
関連記事はありません
コメントを残す